お姉ちゃんとおとうと~タプローム・カンボジア~

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アンコールのタプローム遺跡。

お姉ちゃんとおとうと。

特に商売っ気があるわけでもなく、ふたり仲良く遊んでた。

10年前、カンボジアの遺跡で出会う子供たちは、

みんな必死に何かを売り付けに来た。

そして、大体、いつも母親が木陰でその様子を見守っていて、

何も売れなかった時には、子供を厳しく叱りつけるのだった。

それが悪い事とは、ちっとも思わない。家族が生きていくためにする事だ。
(そうじゃない場合もあるけど、、、)

しかし、この10年、ずいぶん変わった。

まず、子供たちの着ている服がぜんぜん違う。

10年前のプノンペンでは、びりびりに破れたTシャツを着た

ストリート・チルドレンたちが道を塞ぎ、金をせびられ、

断ると、リーダー格の少年にツバを吐きかけられたこともあった。

「極度の貧困」は、子供たちから遊びと笑顔を奪う。

しかし、今のカンボジア(シュムリアップだけかもしれないが、、、)は、

少なくとも「子供時間」が戻って来たようだ。

さて、日本は、、、

「子供時間」を奪うのは、どうやら「極度の貧困」だけではないらしい。。。

幸せって、きっと、「明日は今日より、きっといい日だ!」と思えること、

ただ、それだけなんだろうなぁと、、、大げさに考えつつ、次の遺跡に向う。